初級#2 データ管理と基本的な分析機能
前回の記事では、Excelの基本的な使い方やデータの入力、簡単な計算方法について学びました。
今回は、少し進んだ操作として、データの管理や分析に役立つ機能を紹介します。データを扱うためのスキルを
身につけましょう。
1.データの競合
大量のデータを扱う際に、特定の条件でデータを並べ替えることが重要です。
たとえば、売上データを「高い順」や「日付順」に並べ替えることで、必要な情報が簡単に見つかります。
- データ範囲を選択します。
- リボンの「データ」タブをクリックし、「昇順」または「降順」を選択します。
これで、指定した列を基準にデータが自動的に並べ替えられます。
2.フィルター機能
フィルター機能を使うと、必要なデータだけを表示し、不要なものを一時的に隠すことができます。
たとえば、特定の商品カテゴリや日付のデータだけを表示させたい場合に役立ちます。
- データ範囲を選択します。
- リボンの「データ」タブで「フィルター」を選択します。
- 各列の先頭にフィルターアイコンが表示されるので、クリックして条件を設定します。
これにより、指定した条件に合致したデータだけが表示されます。
3.合計や平均値を簡単に求める
データの集計や分析に使えるのが、Excelの**「オートSUM」**機能です。列や行の合計や平均を自動的に
計算することができます。
- 合計したいデータ範囲の最後のセルを選択します。
- リボンの「ホーム」タブ、「オートSUM」をクリックします。
AutoSUMは他にも、平均値、最大値、最小値などを簡単に計算できます。
4.グラフの作成
データを視覚的に表現するには、グラフを使うと便利です。
Excelでは、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフなどを簡単に作成できます。
- データ範囲を選択します。
- リボンの「挿入」タブをクリックし、好きなグラフの種類を選びます。
これでデータが視覚的に表示され、分析がしやすくなります。
5.条件付き書式
Excelには、データの内容に応じてセルの書式を自動的に変更**「条件付き書式」**という機能があります。
例えば、売上が一定の値を超えた場合にセルを赤く表示する、といったことが可能です。
- データ範囲を選択します。
- リボンの「ホーム」タブで「条件付き書式」を選択し、ルールを作成します。
この機能を使うと、膨大なデータの中から重要な情報を瞬時に見つけることができ、視覚的な強調が可能です。
6.シートの保護
データの編集を防止したい場合は、シートを保護することができます。
シートに誤って変更を加えることを恐れず、データの正確性を守るために役立ちます。
- 「校閲」タブをクリックし、「シートの保護」を選択します。
- 必要に応じてパスワードを設定し、編集を制限します。
シートを保護することで、特定のセルのみを編集可能となり、全体の変更を禁止することができます。
まとめ
今回の記事では、Excelのデータ管理や簡単な分析機能を紹介しました。
フィルターや条件付き書式を使いこなすことで、大量のデータを効率よく管理・分析することができます。
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