【マニュアル作成について】マニュアルとは?

マニュアルという言葉を聞いたことがない人は、ほとんどいないかと思います。また、マニュアルを見たことがある人の方が多いかと思います。ですが、いざ自分がマニュアルを作成することになった場合に、迷うことが沢山あると思います。そんな迷いを少しでも軽減し、マニュアル作成をできるように「マニュアルとは?」から学びましょう!

目次

マニュアルとは?

マニュアルとは、「手引き、説明書、手順書」などのことを指します。マニュアルには種類があり、さらには会社により定義が異なるため、ここでは「マニュアルを見れば滞りなく業務ができるもの」という形でお話を進めていきます。

マニュアルは、「それを見れば誰でもできる(小学生でも)」ものを作る必要があります。担当者が口頭で教えると、その担当者毎により内容に差異が生じてしまいます。また、口頭で補足するようでは、マニュアルとしての機能をなしていません。マニュアルを作成するにはとても時間と知識が必要になるため、作る際には平準化できるマニュアルを目指して作成しましょう。

マニュアル化の判断基準

何でもかんでもマニュアル化をするべきではありません。マニュアル化するメリット・デメリットがありますので、判断基準を持ちましょう。

判断基準

マニュアル化すべき内容
マニュアル化すべきでない内容
  • 手順が決まっている
  • 単純作業・業務
  • 繰り返し行う内容
  • フロー図にかけるような
  • ケースバイケースな内容
  • 臨機応変さが必要
  • 経験や知識の上に成り立っている

メリット・デメリット

・品質維持・アップにつながる
・生産性アップ
・コスト削減
・直接指導しなくてもマニュアルを見ればわかる

・定期的なマニュアルの更新が必要になる
・マニュアルに記載されていないことはしない
・イレギュラーに弱い

見やすいマニュアルの作り方

ツール選び

まずはツール選びから考えましょう。いろいろなツールがあってどれを使用しようか迷う人も多いと思います。(自分もその内の1人でした)様々なツールがありますが、それぞれ長所・短所があります。それらを考慮して、作成する際にはツール選定を行いましょう。

王道にはなりますが、MicrosoftOfficeの「Excel、Word、PowerPoint」に絞ってお話をしていきます。

Excel

メリット
デメリット
  • 限界範囲がないため気にせず作成可能
  • 追記、編集がしやすい
  • シートで分けれるためわかりやすい
  • 画像挿入にも向いている
  • デザインを凝る場合は時間が掛かる
  • 難しく作成(VBA使用)すると他の人がわからなくなってしまう
  • 印刷するのには向いていない

Word

メリット
デメリット
  • 見出しの設定で目次が簡単に作成できる
  • ヘッダーフッダーを使用してレイアウトができる
  • 印刷が簡単にできる
  • インデントなどが便利
  • デザイン性が少ない
  • 図やイラストなどは入れずらい
  • 枚数が多いと見づらくなる

PowerPoint

メリット
デメリット
  • デザイン性がある
  • 図形や画像を挿入しやすい
  • スライドショーとしても使用できる
  • アニメーションも可能
  • テンプレートもある
  • 文書が多い場合は手間がかかる
  • 編集に時間がかかる
  • 枚数が多くなると見にくくなる

「Excel」:画像メインのマニュアルに向いている、表を生かしたマニュアル作成などに向いている
「Word」:文章がメインのマニュアルに向いている、印刷を想定したものに向いている
「PowerPoint」:図形やイラストを使用したい場合に向いている、スライドを活用したい場合に向いている

見づらいマニュアルにならないように

  • 1ページに情報を詰め込みすぎないこと
  • 色を多く使いすぎないこと(4色以下が好ましい)
  • 写真や図形の画質が悪くならないように、サイズも調整するように
  • レイアウトを統一すること
  • 文字の大きさやフォントを気をつけること

見やすいマニュアルとは

  • 見出しを設定すること
  • 1ページに伝えたいメッセージを詰め込まないこと
  • 読みやすいフォントを選定すること
  • 色は4色までに絞ること
  • 図や表、画像をうまく使用すること
  • 人間の視線移動を意識すること
  • 余白を意識して作成すること
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