はじめに
SQL(Structured Query Language) は、データベースとやり取りするためのプログラミング言語です。
現代の多くのシステムやアプリケーションでデータベースを扱うため、SQLは非常に重要です。
本記事では、SQLの基礎について初心者向けに解説していきます。
SQLはMicrosoftOffice Accessでも使われてるよ!
1.SQLとは?
SQLは、データベースを操作するために使用される言語で、特にリレーショナルデータベース(RDBMS)に
対して利用されます。
リレーショナルデータベースとは、表形式でデータを保存するデータベースのことです。
有名なRDBMSには、以下のものがあります。
- MySQL
- PostgreSQL
- Microsoft SQL Server
- SQLite
- Oracle Database
SQLを使うことで、データの検索・追加・更新・削除など、データベースに対するさまざまな操作が可能です。
この4つが基礎中の基礎になるからしっかり覚えてね!
2.SQLの基本操作
SQLの操作は大きく4つに分類されます。
- データの取得(SELECT文)
- データの挿入(INSERT文)
- データの更新(UPDATE文)
- データの削除(DELETE文)
これらの操作を順に説明していきます。
3.データの取得(SELECT文)
SQLの中で最もよく使われるのがSELECT文です。
例えば、以下のようなテーブルがあるとします。
id | 名前 | 年齢 | 職業 |
---|---|---|---|
1 | 太郎 | 28 | エンジニア |
2 | 花子 | 25 | デザイナー |
3 | 次郎 | 30 | マーケター |
このテーブルから、名前と年齢を取得したい場合は、以下のSQLを実行します。
SELECT 名前, 年齢 FROM 人物;
この結果、太郎・花子・次郎の名前と年齢が表示されます。
4.データの挿入(INSERT文)
データベースに新しいデータを追加する際に使うのがINSERT文です。
例えば、上記のテーブルに新しい人物「三郎」を追加する場合は以下のように書きます。
INSERT INTO 人物 (名前, 年齢, 職業) VALUES ('三郎', 22, '学生');
これでテーブルに新しい行が追加されます。
5.データの更新(UPDATE文)
既存のデータを変更するには、UPDATE文を使用します。
例えば、次郎の年齢を31歳に更新する場合は次のSQL文を実行します。
UPDATE 人物 SET 年齢 = 31 WHERE 名前 = '次郎';
この操作により、特定の条件に該当するデータだけが更新されます。
6.データの削除(DELETE文)
データを削除するにはDELETE文を使用します。
例えば、花子のデータを削除したい場合は、次のように書きます。
DELETE FROM 人物 WHERE 名前 = '花子';
これにより、名前が「花子」のデータがテーブルから削除されます。
7.まとめ
この記事では、SQLの基礎となる4つの操作、SELECT、INSERT、UPDATE、DELETEについて解説しました。
これらを理解すれば、基本的なデータベース操作ができるようになります。
SQLは奥深い言語なので、さらに学びを進めていきましょう!
まずはAccessで練習するのが取っ掛かりやすいよ!
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